「小説書きに100の質問」というものに答えたページがあります(2003.6.7現在)。よろしかったらご覧ください。

「小説書きに100の質問」


Q 実体験を書いているのか?
A 違うに決まってます。
推理小説作家を考えてみてください。いつも殺人シーンを書いていますが、実際に人を殺している推理作家はほとんどいないはずです。官能作家もそれと同じです。
 
Q すごいいやらしい人なんでしょう?
A そうかなあ?
仕事でほとんど全ての性衝動を消費してしまっているので、現実の世界では静かなもんんですよ、ほんとに。
   
Q 官能作家なんだからワイ談、平気でしょ?
A あのねえ……
何度も言うように、仕事でいやらしい感情を消耗しているので、ワイ談を振られても、あまり乗りません。悪しからず。
   
Q 編集者と寝て、仕事をもらっているんでしょう?
A 絶対にそんなこと、してません。
女流作家の先輩と話していて「カンベンしてほしいよねえ」とグチってしまうのが、このテの失礼な質問です。もしかして私達の知らないところでそういう女流作家さんもいるのかもしれませんが、私の周囲にはいません。編集さんはシビアです。女性であろうが男性であろうが、売れる小説を書く人に仕事を依頼してきます。ビジネスですからね。
   
Q どうして官能小説を書いているの?
A すべてはヤケから始まりました。
すごく好きだった恋人と別れた大学4年の秋、彼とあんなことしたかったななんて思い出を官能小説風に綴って知り合いに紹介していただいた編集さんに見せたら、それがいきなりデビュー作となったからです。


 


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